ミソフォニア(雑音嫌悪)の広場

ミソフォニアがほっとひと息つけたり、情報交換ができたりする場に。

管理人について

こんにちは。私は東京都内在住、39歳、独身女性です。

仕事はクリエイティブ系(音楽、DTPデザインなど)で、契約社員+自宅でできるフリーの仕事を組み合わせ、ひとまず6年続いています。

仕事に行くときはiPhoneとイヤフォン必須。家でもたまにホワイトノイズマシン利用。

 

家族

関東の田舎で、祖母+とても厳しい両親+2つ上の姉と暮らしていました。

大学進学を言い訳に都内に引っ越し、結婚に繋がりそうな恋愛をいくつかして今に至る。(成人してから精神科へ行って、両親共アスペルガーの可能性大と言われる。私はカサンドラのまま生きてきたかも)。

 

自分で思う私

・社交性高く器用なほう ・大騒ぎはしないが、健康で元気さはある

・がんこ ・まじめなほう ・他人の世話を焼きすぎるので自制が必要

・HSPに該当する敏感さは一通りあり、傷つきやすい

(デザインと音楽の仕事では、この敏感さが活きているが)

 

興味

哲学、政治、料理、DIY、ダイエット(爆)

 

最初のトリガー音

小学校中学年から、姉のハミングと祖母の咳払いが気になった。

ちなみに嘔吐恐怖症は幼稚園年長から。

 

現在のトリガー

①癖やメンタルから来てる咳、鼻すすり

(風邪の人の咳は聞き分けられ、腹がたたない)

②向いのスーパーの呼び込み男性の雄叫び

③貧乏ゆすり、チック症の人の反復動作全般を見ること

④子供の高い声

⑤深夜に遠くから聞こえる賑やかな声

⑥ゴキュ!という飲みこみ音(特にSkypeやZoomで相手が飲むと嫌)

⑦歯に詰まったものをチュチュシーシーやってる人の音

⑧仕事で時々行くショッピングモールの裏方で廊下から聞こえてくる大きな話し声

⑨エアコンの不具合で聞こえるカチカチ音

今のところ、これらの共通点

・周りに一切気を遣っていない感じ

・型やリズム、トーンがいつも同じもの

・嫌と言ったらこちらが悪者/神経質扱いになりそうで我慢させられるもの

 

現在お世話になっている精神科医の見立て

私が子供時代に小児チックを2回もやっているので、それを考えると幼い頃から緊張とストレスにさらされ、いつも自分が「我慢させられる側」だった。そのため周りにお構いなしで自由に音を立てたり動いている人に羨望/嫉妬からくる嫌悪があるのでは?または「我慢させられた過去」をまたやらされているように感じているのでは?ならばこの「我慢」をやめられたときに、ミソフォニアが解消するかも、ミソフォニアは心的理由と思われる、(まだ未解決ですがカウンセリングのみ通院中)

 

子供時代

教員一家に生まれ、両親共働きでしたが一緒にいる僅かな時間も厳しかったので、家に帰っても学校が続いているような緊張感がありました。小学校2~3年生の学校の帰り道、いつも吐き気でむかむかしていた私は「この気持ち悪さは大人になるまでになくなるかな?」と不安に思っていました。

親は子供に手をあげることもあったし、談笑の中で「本当は男の子がほしかった」「子供は野蛮でバカだ」と父に言われたり、好きなアイドル番組を見てたら「うわ~へたくそな歌!何、あの踊りは!?」などとけなされたり、家がゴミ屋敷のように汚かったり・・・子供の頃から実家が嫌いでした。

 

自分も小児チックを2回やった

幼稚園時代と小学校2~3年の頃、私は小児チックを2回発症。目を強くつぶったり、頭を振らないとスッキリせず、でもやっていると父から「やめろ」と注意され余計孤立しました。学校の友だちからもバカにされたな。。でも気づいたら自然に消えていました。

 

小学校3~4年でミソフォニア本格化

・夕食後、姉が高いフワフワした音でハミングしているのがムカついて「歌わないで!」と言ってはやり返された。

・祖母はよく咳をするようになった。いつも同じリズムで、同じ回数、大音量で、口をふさがず、苦しそうな顔でするのに病院も行かず「歳だから」と言って続けていることに腹が立ち、マネしてやり返すように。ところが両親と祖母から毎回怒られ、ますます止められないループに。(祖母が亡くなるまで続いた)また、祖母は入歯だったので食事の度に「ぽくぽく」と噛む音がして、これもダメに。

→食事はティッシュを水で湿らせて作った耳栓で乗り切り、1番に食べ終えて別の部屋に逃げていた。聴覚を捨てたいと何度思ったことか。

 

大学~30才くらいまではほぼ困難なし

大学進学で実家を出たのでやっとあの雑音から自由になれた!浪人もせず、就職もできました。社会人になって4年間同棲した彼氏ともうまくやってたし、人生に悩んで転職を数回したりもしたけれど、ミソフォニアが原因ではありませんでした。

 

初めて、音が嫌で仕事を辞める

30才を過ぎてから派遣で働いていたソフト開発会社で、席替えしたら向かいのデスクに神経症っぽい咳を2分に1回くらいするオジサンがやってきて耐えれず辞めました。

もちろん音のことは誰にも言えず。。その後も派遣で行った会社に咳オバサンがいて2か月くらいで辞めたのが2回あった。

 

心療内科神経内科~精神科へ

親の顔色を見て生きてきた私は、自分の「好き」「嫌い」すら本当に自分発のものなのかわからないほど自我同一性がありませんでした。そんな生きづらさが次第に色濃くなった25才ごろより、2~30以上の病院・~~療法クリニック・カウンセリング・スピ系のセラピー・ホメオパシーなど、マジでいっぱい行きました。服薬したことも。結局精神科の病院が一番、説明は納得できましたが症状の軽減には繋がっていません。

※「ASD」ではないことは複数の病院・クリニックで判明しています。

 

一度だけミソフォニアが治った日がある不思議体験

以前住んでいた家のエアコンが古くて、点けると「カチカチ」という高い音が3分に1回くらい定期的に続きました。フィルター掃除しても、当たってそうなプラスチックの蓋類をテープで押さえたりしても直りません。そこで、エアコン修理業者で働く友人に頼んだところ診に来てくれました。

 

友達「どれどれ・・そんなムカつく音がするの?」

私「う・・うん。実は、この”カチカチ”っていってる小さい音のことなの。ずっと鳴っていると気になっちゃって」

友達「あ!これか~!!そら~かわいそうだな。ムカつくよな!!」

 

エアコンは結局直りませんでした。

でも【こんな小さな音を気にする私が変人なんだ】と後ろめたく思っていた私に、友達が共感して”かわいそうに”とまで言ってくれたおかげで、その日1日だけ、カチカチ音に何とも思わなかったのです!翌日から戻っちゃったけど・・・

 

現在の自分のミソフォニアに対する姿勢

基本は「治らないかもしれないし、苦手なままの自分でいい」「なんなら変人として生きたっていいか」と思い始めているところです。良く寝て、ストレスがかかる状況をなるべく作らないように、だけ気を付けています。

 

 

 

(2020年5月現在)